お疲れ様です。元公務員(消防官)のササケンです。

公務員として3年程度働いているけど、やっぱり民間企業に転職しようか迷う。

30代だけど、民間企業に転職したい
公務員として働いている方の中には、公務員辞めたいな〜とかやっぱり民間企業に転職したいかもと考えている方はいるはずです。
そこで今回は、とりあえず公務員になったけど、民間企業に転職しようか迷っている方に向けて、アドバイスをしていきます。
この記事を書いている私の経歴は、専門1年→地方公務員(消防官)→IT企業に転職という感じです。
今や転職も普通と言ってもおかしくない時代になってきましたし、公務員の転職も増えてきていていますよね。
転職してみてそこまで大きな後悔はないですが、無くして初めて気がついたこともあったりするので、シェアしていきたいと思います。
公務員から民間企業へ転職しようか迷っている公務員に考えて欲しいこと
- 迷っている理由をはっきりさせる
- 解決方法が無いか考える
- 行動していく
迷っている理由をはっきりさせる
まずどうして、民間企業に転職したいと考えているのか、を言語化していきましょう。
言葉にできないと、「なんとなく辛いから」みたいな具体性のないものになってしまいます。
そのままだと転職するにしても、失敗の可能性を高めますし、転職したことを後悔しかねません。
ですので、まずは自分がどうしてこんなに迷っているのかを紙にでも書き出して、次の日に客観的にその理由を見返してみてください。
案外そのままでも良いのかも、となるかもしれません。
転職したい理由はマイナスな理由だけではないか
例えば、
- 人間関係が良くない
- 上司がムカつく
- 仕事が面倒くさい
こんな理由で転職しようか迷っているようだと、赤信号です。
公務員を辞めることで失うものは理解できている?
公務員って社会的信用は最強です。
- クレジットカード
- カーローン
- 住宅のローン
こんなの職業欄に『公務員』と書いていれば簡単に審査通過してしまうんです。
でこもこれって普通ではなくて、公務員という社会的信用があるから実現できていることなんです。
福利厚生も恵まれていて、地方ですが住宅手当も3万近く貰っていたので、かなり助かっていましたね。
昔は消防官とかは簡単になれたとか言いますけど、今は激戦で、倍率が20倍を超えるなんて普通です。
それもあってか、そんなに難しい試験では無いんですけど、優秀なイメージを持ってもらうことも多くないですか?
そういう世間体的なところも捨てることになります。
解決方法が無いか考える
まず今の職場を辞める以外に解決方法はないのかを考えるべきです。
人間関係で悩んでいるのでしたら、部署の変更を申請してみるのも手です。
もし、公務員の仕事にやる気が出ないなら、プライベートで何かに挑戦してみるなど、やることはまだまだあります。
公務員が福利厚生や、社会的信用などの面で恵まれているのは明白なので、はっきりとした理由や、やりたい事がない限りは、簡単に手放すと後悔することになりかねません。
具体的に行動していく
ここまで考えた末に、転職しようと思い立ったとしましょう。
早くこの職場から離れたいから、来月退職願を出そう!
というのはおすすめしません。
自分の価値観を見つけ出す
結局のところ、人生で一番大切なことは、『価値観』です。
人生で何に一番時間を使いたいか、何を人生で一番大切にしたいかということです。
価値観を見つける方法は別の記事にしますので、そちらをご覧ください。
価値観を実現できるような仕事を探す
次にその価値観を実現できるような、仕事を探していきます。
例えば、私が人生で一番大切にしたいことは、『自由な時間』だとしましょう。
それなら、将来的にフリーランスも目指せるような、Webデザイナーやプログラマーなどが合っているかもしれません。
もう一つ例を挙げます。例えば『思いやりを持って生きること』だとしましょう。
こんな方は、介護福祉関係の仕事が合っているかもしれません。他にも、高齢者が生活しやすい環境を作る建設関係やデザイン関係で働くのも合っているかもしれません。
このように自分の価値観から仕事を探すことで、ミスマッチを減らすことができるのです。
ですので、理想的な転職をするにあたって、自分の価値観を実現できる職業に近づけるようなスキルを身につける事をおすすめしています。
しっかり準備して、納得のできる転職をしないと、また同じことの繰り返しになってしまうんですね。
価値観を実現できるような仕事に転職できるスキルを身につける
価値観を実現できるような仕事を見つけることができたら、その仕事に転職できるようなスキルを身につけます。
いや、スキルが身に付いたら独立したほうがいいんじゃない?
と思われた方もいるかもしれませんが、いくらスキルが身に付いたからといっても、所詮はビジネス経験のない公務員です。
やはり営業や仕事を進める具体的なノウハウがありません。さらに副業もできないため実務経験を積むこともできません。
ですので、まずは転職して、スキルを磨く。こういう考えをおすすめします。
【実録】ササケンがやりたいこと見つけた方法

私の場合は実際に色々と挑戦してみて、自分のやりたいことにたどり着いたという感じです。
好きなこと、やってみたいことだけを書き出してそれを達成するためには何をすればいいのかを考えて行動しました。
私の場合は、
- 海外で働いてみたい
- 独立してみたい
- 自分が好きな時間に好きな場所で働きたい
- 地元の小さい商店街を盛り上げたい(親戚がみんなお店をやってるから)
- 単純にお金が好き笑
こんな感じにやりたいことを書き出して、どうすれば実現できるか考えていきます。
すると、PCで仕事ができるものにしよう!とか、貯金していてもあんまり増えないから増やす方法を勉強しよう!とか、独立するなら税金の知識も必要だろう。とか単純に考えて行動していきました。
もっとも、自己分析(価値観を見つける)をもう少ししっかりとやったり、やることを絞り込めれば、こんなに遠回りしなかったと思います。笑
でも良い経験になりました。20代は自己投資してきた。という自信になっています。
30代で転職した私が挑戦したこと一覧
- 英語
- 筋トレ
- オンライン起業
- 株式投資
- FP(ファイナンシャルプランナー)
- 簿記
- ブログ
- Webライティング
- Web制作
- Webデザイン
- Shopify(ECサイト)
- Webマーケティング
ざっと思い出せる範囲だとこんな感じです。笑
こう見るとこんなもんかって思われるかもしれませんが、ここに並んでるやつって大体すぐには習得できないやつなんですよね。
なのでかなりの時間を要しました。
投資額はざっと70万円ぐらいです。一気にじゃないので、ボーナスを自己投資に当てれば普通にできます。
この中で現在も続けているものは、
- 英語
- 筋トレ
- 株式投資
- ブログ
- ブログ(Webライティング)
- Webマーケティング(Web制作)
という感じです。
でも、Web制作、Webデザインなんかは勉強してよかったなーと思っています。
マーケティングの仕事をしていく上でも生きるところがあるからです。
こう考えてみると、無駄なものは一つも無かったなと思っていますので、皆さんにも辞めてしまう前に色々と挑戦してみてほしいなと思います。
ただし、どれもこれも手を出してはダメです。
私も一気に全てを進めたわけではないので、1個〜3個ぐらいまでに絞って、一つ一つやっていくことをおすすめします。
民間企業に転職しても悩みは解決しないこともあることを理解しよう

何かしら悩みがあるから転職しようか迷っているのだと思いますが、転職してもそれが解決するとは限りません。
例えば、人間関係なんてものはどこに行っても付き物です。仕事によっては最小限に抑えることもできますが。。
他にも、やりがいが欲しいと言っても、具体的にどういうものがやりがいと感じるのかも分かりませんし、転職先でその仕事ができるのかも分かりません。
具体的な理由が分からない限り、安易な転職はおすすめできません。
20代前半なら一度飛び出してみるのもあり
でも正直なところ、20代前半なら飛び出してみても良いと思っています。
やっぱり経験してみないと分からないこともあると思いますし、もしやっぱり公務員だと思ったら、試験を受ければ良いんです。
一度突破したことのある方なら、何回でも合格できます。公務員試験はコツもありますからね!
また戻って来れば良いんです。
ダメだったらまた試験を受けなければいけないということだけ頭に入れて、自由に生きてみるのもありだと思います。
30代以降は慎重に行動しよう
30代以降は慎重に考えていくことをおすすめします。
スキルもなく、未経験の職種に転職するとなると、年収はおそらく下がることになると思います。
それでも公務員を辞めたいんだという強い理由がない限りは転職をおすすめすることはできません。
中途採用の公務員枠もありますが、新卒採用枠よりも倍率が高まることが予想されます。
もう絶対に戻ってこないという覚悟を持って望んでください。
【まとめ】公務員から民間企業に転職しようか迷う人に伝えたいこと

公務員は、良い仕事です。
ただし、
- ビジネスマンとしてのスキルが身につかない
- 転職市場で弱い
- 業界自体の成長はあまり期待できない
- 生涯賃金はもう決まっている(下がることはある)
- 副業ができない
この辺は頭に入れておくべきです。
もし将来、起業したい、副業がしたい、自分の価値観を実現した仕事や仕事スタイル、生活スタイルを実現したいと考えている方は転職を考えても良いでしょう。
そのような考えがなければ、転職しても失敗する可能性が高いので、公務員を最後まで勤め上げることをおすすめします。
いきなり転職してはいけない。自己分析をして、動いてみよう
一番大切なのは、いきなり退職しないということです。
- 人生で大切にしたい価値観を見つける
- 価値観を実現しうる仕事を見つける
- 価値観を実現できる仕事につくためのスキルを身につける
- 転職する
このような流れがいいです。
2ではエージェントサービスをしっかりと利用してください。
おすすめのエージェントサービスは別の記事で解説します。
3で、大体の適正も分かりますし、その自己分析が合っていたかどうかの指標にもなります。
こじつけたものだとスキル習得の段階で嫌になると思いますし、違うかもと気づくこともできます。
なので、少々の自己投資は必要になる可能性がありますが、人生を変えるための自己投資ならケチるべきではないでしょう。
価値観を実現させるためのスキルを身につけよう
自分の見つけ出した価値観の通りに生きることができたらどれだけ幸せでしょうか。
家族への説明や、親への説明など、反対されることも多いにあると思いますが、自分の人生ですので、多少わがままに生きた方が幸せだと思います。
最後に、私の好きな、やる気の出る言葉を送ります。
脱皮できない蛇は死滅する
フリードリヒ・ニーチェ(ドイツの哲学者)
死ぬ直前、30歳の時のボーナスが貰えなかったことなんか後悔しない。挑戦しなかったことを後悔するだろう
ササケン
今回は以上です。