お疲れ様です。元消防官のささけんです。
私は元消防官で、10年間の勤務経験があります。
この記事を読んでいるということは、「消防士を辞めたい。」少なからずそのように考えて検索したかと思います。私も当時同じように検索していた時期もありました。それから悩んだものの、自分なりに納得した転職をし、現在も後悔なく生活しています。
そんな私が当時の経験をもとにアドバイスしていきたいと思います。
2分で読めますのでササッと目を通しちゃってください。
この記事のテーマ
今すぐ消防官を辞めたいけど、どうすれば、後悔なく辞められるのか
ということについて解説していきます。
結論
- すぐに辞めるな。状況を分析すること
- 将来どうなりたいかを具体的に考える
- それを実現できる転職、行動をする
以上のようになります。
詳しく解説していきます。
一時的な感情で辞めてしまうと、高確率で後悔する理由

先輩上司から理不尽に怒鳴られる。
ムカつく。頭にくる。辞めたい。
分かります。全部わかります。それでも、その一時的な感情から、消防官を辞めてしまうのは全く賛同できません。
なぜなら、転職したとしても同じようなことは起こる可能性はあるので、なんの解決にもならないからです。
例えば、生活リズムがなかなか合わずに不眠症になってしまった。というような理由なら、現場での仕事を一生続けるのは身体的にも精神的にも難しいので、病気が原因で退職ということが考えられます。でもこれは、日勤のみの仕事に就くことによって、公務員ではなくなりましたが、不眠症という病気を治す為、そして健康的な生活を送るために必要なことなので、ここが解決できています。なのでこれは良い転職と言えます。
このように、何かを解決したり自分がやりたいことが決まっていないのに、一時的な感情で転職をするというのは、かなりリスキーなことであり、なんの解決にもならない可能性があるので、全くオススメできないんです。

私は病気でもないし、やりたい事も特には無いんだけど、なんとなく消防官で一生働き続けるのは違う気がするんですよ!有名なインフルエンサーも公務員はオワコンだって言ってましたし!

分かります。でもそこを言語化できるぐらいじゃないと、多分辞めて後悔すると思いますよ。ちなみに私が辞めた理由は、40歳までに経営者になる。60歳からは投資に専念して、モルディブのコテージで読書をする。でした笑。目標はどんどん更新してOKです。
私の辞めた理由は、なかなかやばい気がしますが、一応目標はあったわけです。
転職や起業をオススメしているわけではありませんが、辞めたいと心が言っているのに、それを言語化できない人はどうすれば良いのか。
すぐに辞めるな。状況を分析すること

先ほども言いましたが、一時的な感情で、すぐに胸ポケットにしまってある退職願を所属長に見せてはいけない。
まずは、どうして辞めたくなったのか。冷静に考える必要があります。
- どうして辞めたいと思ったのか。
- どうすればそれが解決できるのか。
- この職場ではそれは絶対に解決できないのか。
- 逆に転職すればそれは解決できるのか。
- 人生という大きな視点で見ても後悔しない?
- お金のことは考えてみた?
- 家族のことは考えてみた?
色々あると思います。それでも、どうしても「辞めよう」という結論に至るのであれば、転職もありだと思います。
将来どうしたいか具体的にイメージする

ここからは現状ではなく、将来のことについて考えていきます。
- 仕事に対する没頭度(お金よりも、ゆるく過ごしたい。バリバリ稼ぎたい。など)
- 会社員でいるのか。独立、起業したいのか。
- お金はどのぐらい稼ぎたいのか。
- どこに住んでいたいか。
- 地元?知らない土地?
- スキルを育てたい?
- どんなことがしたい?
- 誰のために?
- なんのために?
- どういう人生にしたい?
色々と考え出すとキリがないのですが、自分が理想とする生き方を具体的に考えて、書き出していきます。「マインドマップ」を使うと綺麗に見ることができるのでおすすめです。オススメ→XMind 無料版
それを実現できる行動・転職をする

普通のことではあるんですが、一番重要なのがココです。
上記で考えた理想の自分を現実のものにするには、どうすれば良いのかを考えていきます。スキルが育つような企業で修行をして、また次の転職で高収入の企業を狙って行く。というような戦略を立てることもできます。
また、現時点でスキルが何もなくて、自分で稼ぐ力が欲しいというのであれば、ブログを始めたり、スクールに通ったりと自分の能力に投資していくという行動も考えられますね。
いずれにせよ、時間に縛られたくない人は、時間に縛られない職業はなんなのか?を考えて自分のスキルに投資したり、スキルが育つ企業を狙っていきますし、将来は家業を継ぎたいという人はマーケティング系の企業に転職しても良いでしょうし、将来的にどう生かしていけるんだろうか?というところを考えて行動していくことが最重要項目です。
将来何がしたいか分からない人向けおすすめの転職先


とは言ってもササケンさん。
僕は、そこまで強い理由はないけど、消防官の仕事に楽しさもやりがいも感じないし、なんとなく公務員じゃない仕事に就きたいよ。年を取ったら辞められないと思うし。

分かります。特に理由はないけど、公務員がジリ貧なのは気になる。っていう人は多いです。ジリ貧なのは民間も公務員も同じなら、スキルも育ちやすく、転職もしやすい、副業も普通にできることが多くなってきた民間企業にいた方が生き残れるんじゃないか?という考えですね。
私も実はそういう考えは少しあって、副業に取り組めるってだけでかなりメリットだなーって感じてます。
そういう方にスキルが育ちやすく、次の転職や起業にも生かしていけるような職種や企業をあげました。
結論
- 営業職(無形商材・法人営業)
- Webライター
- IT系専門職(プログラマー、エンジニア、マーケター)
営業職(無形商材・法人営業)
一つ目は営業職です。特に無形商材の法人営業がおすすめ。
結局商談をまとめるのも、お客さまを連れてくるのも営業職の仕事になります。AIの台頭などと言われていますが、営業スキルはAIに取って代わられる可能性は低いと言われています。お客さまの反応や表情を見ながら、相手に合わせた提案が必要な仕事だからです。
なぜ法人営業なのかというと、単純に難しいから、ということになります。個人とは予算が違うので、判断する側も慎重だからですね。また、なぜ無形商材かというと、形のない、サービスなどの商品なのでこちらも単純に売るのが難しいからです。
ということから、営業スキルは汎用的なビジネススキルで、転職市場での評価も高いスキルとされています。特に、転職サイトなどをみてもらうと分かりますが、応募条件のところに「法人営業(無形商材)2年以上」や「営業経験1年以上(業種問わない)」などの条件があることが多いです。
これらのことからも営業スキルの転職市場での価値が高いことが分かりますね。
だから、もし何かを実現したい訳ではないけど、公務員は辞めたいという方や、無難にスキルが育つ転職がしたい方には「営業職(できれば無形商材・法人営業)」がおすすめなんです。
無形・法人が無理なら→有形・法人→無形・個人→有形・個人のように難易度を下げて営業職を狙って行くのも戦略です。
Webライター
次にWebライターです。
ニュースの記事やオウンドメディアなどの記事、メールマガジンなどを書いているのがWebライターです。なんやかんや文字から人類は離れることはできません。現代ではネットで全てが完結することも多くなってきています。ネットで買い物をするときに読んでいるものは、商品説明の文章ですよね。
Webライターをすることによって、人にものを買ってもらうための技術であったり、分かりやすく伝える能力などのスキルが身につきます。働く場所にもとらわれづらく、オウンドメディアなどを運営して独立することも無理ではありません。
だからWebライターもおすすめのひとつなんです。
まずは、副業から取り組むのがおすすめです。クラウドソーシングで案件に応募するのが手っ取り早いと思います。

とはいえササケンさん。私たちはそんな経験ないですし、ビジネス素人なんですよ!クラウドソーシングで契約とか怖いよ!やり方も分からないし。

分かります。私もそうでした。なので、私にTwitterでDM頂ければ、私からのライティング案件をお任せします。仕事のやり方進め方、文章の書き方、クラウドソーシングでの営業方法など、私が分かることはずべてお答えします!お試しライティング案件やってみましょう!一度やっておくと実績になるので、次から案件が取りやすくなります!
プログラマー、Webエンジニア、マーケター)
IT系の専門職もおすすめできる職種の一つです。
なぜかというと、将来的にIT人材が足りないと言われているからです。常に人材不足の業界で、未経験であっても教育してエンジニアやプログラマーに育てるという採用がまだまだあります。
だから、今後仕事に困る可能性も低く、おすすめできます。
ただし、プログラミングなどのIT専門職種は適性があるかどうかがハッキリと分かれます。技術は常に進化していきますので、新しい技術に興味があり、常に学び続けるということが出来ないと厳しいかもしれません。
まとめ:感情的になって、すぐに辞めるな
理不尽に怒鳴られるなどして、頭にくることがあるというのはよく分かります。私も経験してきましたらね。
でもその一時的な感情から、職種はなんでも良いから、とにかく辞めてやるんだ。という辞め方をしてしまっては、幸せな未来は待っていません。
勢いで辞めて、トラック運転手になり腰を痛めている先輩、勢いで辞めて、引っ越し業者で働いて体力的にきついと言っている後輩、事務職に転職してまた転職したいと言っている後輩など何人も見てきました。
逆に辞めたい理由がハッキリしていて、ジムのトレーナーになった後輩やWebエンジニアになった後輩は自分の考えを現実にして、めちゃくちゃ幸せそうにしています。
このように上手く転職をするためにも一度冷静になって、どうして辞めたいのか、転職すればそれは解決できるのか、どういうふうに生きていきたいのかなどしっかり考えて行動していきましょう。
もし考えに迷いがある場合はTwitterで相談にも乗っています。DMいただければ、同じ境遇の私が相談に乗ります。客観的に意見をさせてもらいますので、ぜひ悩みを打ち明けてみてください。
今回は以上です。
まずは自分の市場価値を知ることからスタート!